岡山






楯築古墳

北緯
34度
39分
35.6秒
東経
133度
49分
41.9秒



この楯築古墳はムーの記事(頂上に巨石のストーンサークルの有る古墳)を読んで非常に興味を持っていたけれど倉敷市矢部に有るというだけで地図にも載っていないし、当時は岡山は地の果て(私の感覚で日帰りできない所はすべて)だった事も有りそのままになっていた。

最近地図を見ていたら楯築古墳が載っていた事と瀬戸大橋の開通で岡山もぐっと近くになったので今回行ってきました。
今は一部宅地造成や給水塔などで失われていて当時の様子を窺い知る事は出来ませんが史跡公園になっていて、遊歩道も整備されていました。
案内板によれば現在給水塔が建っている所にも石列が有ったらしい。



楯築古墳頂上全景      
頂上には板状の巨石が2個、棒状のものが大小3個

皿状の物が2個有る。

古墳の全体図
中央の祠のところに木棺が埋葬されていた。

古墳中央

棒状の石
棒状の大小2個の石
見方によっては椅子のようにも見える。
山頂南に有るすり鉢状の変わった形状をした石である。

すり鉢状の石

ベンチ状の石
山頂西に有るベンチ状の石
巨石は山頂部分だけでなく斜面にも点在しており、
写真は西斜面に有る比較的大きな物です。

西斜面の石




岩倉神社


北緯 34度 39分 8.5秒
東経 133度 50分 0.3秒

ここは楯築古墳から吉備津神社へ移動中に見つけたもので田んぼの中にぽつんと言った感じで鎮座している。
鎮守の森の木々の間から巨石が垣間見えていたので立ち寄ってみました。
周囲はすべて田んぼで巨石など一つも見当たらないのにここだけに非常に多くの巨石が存在している。
岩倉神社遠景
周囲は全て田んぼです。

神社の縁起はこちら
社殿横にある巨石



本殿の奥にある巨石群
大きな石が積み重なっている。



裏から見るとその様子がはっきりわかる。

左の木の径が約60センチ
岩の大きさが想像できるだろう









温羅伝説の地


桃太郎話の元になったと言われる温羅伝説

伝承によれば、温羅は百済の王子でまたの名を吉備冠者という。身の丈1丈4尺(約4m)、眼は虎狼に似て、鬢髪は燃えるごとく赤かったと言う。
鬼ノ城を根城に悪事を働き、吉備中山に陣を置く吉備津彦命との壮絶な戦いの末退治されたと言われる。



吉備津神社



北緯
34度
40分
3.1秒
東経
133度
51分
11.2秒

温羅伝説の英雄吉備津彦命を祭る吉備津神社、矢置石や御釜殿といった温羅にまつわる物が在る。
この神社はホームページも開設しています。
吉備津神社のホームページ

吉備津神社社殿
鳴釜神事の御釜
由来はこちら
神社参道横にある矢置岩
由来はこちら





鯉喰神社


北緯
34度
39分
51.7秒
東経
133度
49分
21.5


鯉喰神社は温羅伝説で温羅終焉の地に建てられた神社です。


鯉喰神社全景
鯉喰神社の縁起
正面に社殿があり右手には鐘撞き堂がある。
社殿






矢喰神社


北緯
34度
41分
19.9秒
東経
133度
48分
14.3秒

岡山自動車道岡山総社IC出口を左に(東)に向かい高架をくぐってすぐ左手にある公園の奥に鎮座する。
吉備津神社と鬼ノ城のほぼ中間に位置し、吉備津彦命が放った矢と温羅が投げた石が衝突して落ちた所がここで
大小5個の巨石と矢から根付いた竹が生えていたと言う。
現在竹は無くなっている。
矢喰神社遠景
由来はこちら
矢喰神社社殿







鬼の釜


砂川公園から鬼ノ城へ離合がやっとの狭い道を走る事10分鬼ノ城駐車場少し手前の左カーブの左側にある。

五右衛門風呂を一回り大きくしたような釜が座っている。
一説には温羅がこの釜で人を煮て食らっていたとされる。







鬼ノ城(きのじょう)


北緯
34度
43分
23.4秒
東経
133度
45分
56.0秒

温羅の根城鬼ノ城は、周囲2.8キロ・場内面積29万平方メートルの面積を占める山城です。

今も発掘調査が行われていて所々立ち入り禁止になっていました。

駐車場から遊歩道を登っていくと最初にある石垣
東西南北に城門がありこの写真は南門です。
門の所の敷石は数センチの段がつけられて削られていて
高度な石工技術が施されている。
屏風折の石垣遠景
この鬼ノ城で一番規模の大きい石垣です。






岩屋


北緯
34度
43分
58.7秒
東経
133度
45分
29.1

鬼ノ城から車で10分ほど行った所にある
岩屋寺・鬼の差上岩などの巨石が点在する。
駐車場のトイレの所に案内図が置かれています。
遊歩道は、一周およそ一時間ほどかかりました。


鬼の差上岩

岩屋寺の奥にある巨石で
温羅が棲み家にしていたと言われている。
手ブレで少し読み難いけれど由来はこちら
鯉岩
どう見ても鯉には見えない
上の岩には線刻らしきものが見られる。
八畳岩
遊歩道のすく横にある
屏風岩
遊歩道を離れ少し下った所にある。
方位岩
ぐるり回って見たのですが
通常云う所の方位石の特徴はどこにもありませんでした。
謂れなども判りません。
汐差岩
方位岩のすぐ隣にある巨石
汐差岩上部
上部に窪みがあり水が溜まっている
これが名前の由来になったのではないか。
岩切観音
手前の大きな石に千手観音が彫られている。
皇の墓
文武天皇の皇子の善通大師の墓と伝えられている。




庚申山

岡山市と総社市の境にある標高74メートルの庚申山の山頂に巨石群が在ります。
山頂に電波塔が建っているため一部失われた可能性も有ります。
由来はこちら

北緯 34度 40分 55.2秒
東経 133度 48分 25.8秒
最初の岩



石段を登りきって最初に目に入ってくる巨石群
最大級の岩




建物の横にまわると巨大な石がある。
裏側の石



石には毘沙門天の像が彫られている。



尾針神社

岡山市況山一丁目の尾針神社の裏に磐座が在ります。

北緯 34度 40分 15.12秒
東経 133度 54分 40.34秒
尾針神社全景


住宅地に囲まれた小さな丘の上に在る。
北緯 34度 40分 19.38秒
東経 133度 54分 41.37秒
磐座全景

左手前の祭壇は後世に築かれたものと思われる。
中心に最も大きな石が三つ
左に次に大きな石が二つ在る。
中心の巨石


左の石は最初は立っていたものが後世倒れたものと思われる。






亀石神社の亀石


岡山市東区水門町に亀石と呼ばれている巨石を御神体とする亀石神社が在ります。

北緯 34度 36分 29.23秒 地図リンク
東経 134度 3分 36.95秒
亀石神社全景



奥に玉垣に囲まれた亀石が在る。
亀石






岡山市ホームページ

総社市ホームページ