二酸化炭素地球温暖化についての考察


最近よく言われている地球温暖化でCO排出量の削減が至上命題のように言われているが本当にそうだろうか。
テレビではどのチャンネルでも二酸化炭素の削減=温暖化防止のようにいっています。
もともと二酸化炭素はヨーロッパ発の政治的要因であって、科学的要因ではなかったのです。


わずか二・三十年前(高度成長期)には二酸化炭素の排出量は年々増え続けていたにもかかわらず、
平均気温が下がり続けて氷河期が来ると大騒ぎしていたのです。




「思えばバカな企画だったby猫田白重」より


温暖化と二酸化炭素の関係でよく取り上げられるのが左図の南極ボストーク基地の氷柱から割り出された過去22万年の気温と二酸化炭素のグラフです。


確かによく連動しています。
二酸化炭素が増えると気温も上がっていますが、二酸化炭素が先か気温が先かは不明です。
二酸化炭素が先に増えて気温が上昇したとすると二酸化炭素が増えた原因は何でしょう。
産業革命以降は化石燃料の大量消費により二酸化炭素が増えたのは分かりますが、

産業革命以前はせいぜい煮炊きや暖房ぐらいでとても環境に影響を与えるほどの量ではないはずです。
20万年前にどうして二酸化炭素が増えたのでしょう。
10万年前には急激に増えていますが発生源は何でしょう。

火山活動が活発になって大量の二酸化炭素が放出された可能性もありますが、火山の場合大量の火山灰や噴煙により日光が遮られ逆に寒冷化してしまいます。

現にピナツボ火山が噴火した時平均気温は下がり二酸化炭素の濃度も上昇しませんでした。
二酸化炭素が温暖化の原因とすると説明の困難なところがあります。

一方、温暖化が先でその影響で二酸化炭素が増えたとすると簡単に説明がつきます。


「思えばバカな企画だったby猫田白重」より
二酸化炭素は水に良く溶けます。

左図のように水温が低いほど溶け易くなります。


ですから水温が上がれば溶けきれなくなった二酸化炭素は追い出されて大気に放出され大気中の二酸化炭素濃度があがります。

つまり気温が上がりその結果水温が上昇して溶けていた二酸化炭素が大気中に放出され二酸化炭素濃度が上昇したとすれば気温と二酸化炭素濃度が同じような曲線を描くはずです。

二酸化炭素濃度の増加は温暖化の副次的現象で温暖化には関与していない可能性もあるのです。


温室効果についてもいくつかの疑問があります。

温室効果が一切無かった場合の平均気温が-18℃、現在の平均気温が約15℃で既に温室効果で33℃も上昇しているのです。

さらに地面からの輻射を全て吸収した場合の平均気温が30℃です。
しかし実際には大気の窓といわれる8〜12μmの波長は殆ど吸収されずに素通りするので二十数度が上限だと思われます。

また二酸化炭素については既に飽和していてこれ以上増えても気温上昇には関与しないという説もあります。


二酸化炭素地球温暖化説の最大の根拠は地球シュミレーターですが、これには大きな落とし穴があります。

シュミレーターの性格上数値化できないものは計算できないのです。
要するに係数とか計算式が組み込めるものでなければいけないのです。

例えば水蒸気は最大の温室効果ガスですが濃度の変動が大きく、さらに状態が変化して雲になると太陽光を反射して逆に冷却効果が出てきます。
また夜になると地面からの放射を反射するため保温効果があります。
このように状態や場所によって効果が異なるため数値化できず地球シュミレーターには組み込まれていません。

その他関係は有りそうだけれど数値化出来ないものも組み込まれていないのです。

その結果はっきりと数値化できる二酸化炭素が温室効果を一手に担ってしまう結果となったのです。

大体明日の天気すら当たらないのになぜ数年・数十年先の気候がこうなると言い切れるのかという話ですけどね。


さらに詳しく知りたい人は、今回の資料収集中に見つけた猫田白重さんの運営しているサイト『思えばバカな企画だった』に非常に詳しく乗っているので後はこちらをご覧ください。


また太陽系内では金星や火星も地球同様に温暖化しているといいます。

火星ではこの100年で平均気温が0.68度上昇していて両極の氷冠が年々縮小しています。

地球とほぼ同じなのです。
要するに太陽系全体の変動であって地球だけが人的要因で特別に温暖化しているわけではないのです。



最後に、温暖化は非常に大変で何とかしなければならないという風潮になっています。

確かに気候帯が高緯度地方にシフトして行くのでそれまでの気候に慣れているものにすれば生活しにくくなるかもしれないが生きていけないという事はないのです。
逆に今まで寒冷で農作物が栽培できなかった地域でも栽培が可能となり農作物の増産が見込まれます。

また温暖化をとめるほうが寒冷化を阻止するよりも難しくないのです。
例えば成層圏に大量の微粒子を拡散させて入射する太陽光の一部を反射すれば気温は下がります。